雪崩救助犬の捜索方法

 警察犬は原臭(遺留品)から特定の人間の臭いを追うように訓練されていますが、救助犬は原臭(遺留品)なしで、不特定多数の人間の臭いを捜すように訓練されています。

  救助犬は人間の"体"を捜しているのではなく、人間の"臭い"を捜します。

 雪に埋没されている人間の臭いは雪面まで上がり、そこから浮遊臭(空気中に漂う臭い)となって空気中に流れます。

 救助犬はこの浮遊臭を捜します。

 浮遊臭をキャッチすると、その臭いを追って、臭いが一番強く出ている雪面を特定します。

 臭いの出ている雪面を特定すると、救助犬はアラート(掘る、吠える、伏せるなどの告知動作のこと。雪崩捜索の場合、掘るアラートをするように訓練された犬が多い)してハンドラーに知らせます。

 雪質と風の状態によって、犬は捜索スタイルを変える必要があります。例えば、条件がよければ(雪がそれほどしまっておらず、ほどよい風がふいている場合)、犬は遠い場所からでも空気中に漂う臭いをキャッチして、その臭いを辿り、臭いが出てくる雪面を特定して掘り始めることができるのです。逆に、条件が悪ければ(雪が非常に固くしまっていて、風がほとんどない)、臭いを見つけるために細かくジグザグに捜索をしていかなければなりません。

 臭いは雪の中の空気層、あるいは密度がより低いところを通って雪面に上がってくるので、雪質や雪の層や深さ、風の強さによっては、犬が特定した場所と実際に埋没されている場所とは誤差が出る場合があります。(犬が特定した真下に埋没者がいるとは限らないのです)その誤差を埋めるために、犬が特定した個所を最初に、それから周辺をプローブで確認し、埋没地点をピンポイントします。

 雪崩救助犬の訓練は、生身の人間を雪の中に埋めて行います。しかし、雪崩救助犬が遺体を発見している例が海外で多数あり、遺体捜索にも有効であることが伺えます。(雪中では腐敗の進行が遅いので、雪崩救助犬が生体反応をすると言われています。また遺体捜索訓練を受けている救助犬は人間の腐敗臭にも反応します。)

雪崩救助犬の捜索の動き

  

  

 

 





                







































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