雪崩捜索訓練の安全


 
訓練中はすべての参加者の安全が最優先されるべきです。いかなる場合においても、生きている人間を雪に埋めるという行為を軽く考えるべきではありません。

 雪崩救助犬の捜索訓練を始める前に、訓練場所を選ぶ際は特別な場合を除いて雪崩地形を避け、雪崩の危険がないか充分に確認します。

 雪崩捜索に必要な機材の点検を行います。雪崩ビーコンと無線は、電池残量と送受信確認をします。プローブは組み立てておきます。

 埋没者役は全員、雪崩ビーコンと無線を携帯しなければなりません。

 埋没者役を埋めた人は、責任を持って埋没者と常に連絡を取り、埋没地点の近くにいます。無線での交信は定期的に行うようにします。この人は現場責任者となり、雪崩ビーコンと無線を携帯します。この人は誰かに引き継ぎをしない限り、現場を離れてはいけません。また、引き継ぎを受けた人は無線と雪崩ビーコンを携帯し、埋没地点を確認しておきます。

 埋没時間は、雪洞の大きさ(酸素スペースの大きさ)、心理的圧迫度、埋没者の服装、埋没の深さ、を毎回考慮に入れ、無理のない範囲で決定する必要があります。

 1メートル以上深く埋める場合には、埋没地点近くに2人がスコップを持って待機します。

 混雑するスキー場における犬の安全性を考慮します。ハンドラーやスキーヤーのスキーのエッジで簡単に怪我をしやすいことを覚えておきましょう。声符やリードでのコントロールが非常に大切です。

 公共の場であるスキー場における雪崩救助犬は、いかなる場合であっても人間や他の犬に対して攻撃的であってはなりません。

 訓練参加者が全員平等に埋没者役をやる必要はありません。雪に埋まることに不安を感じたり、居心地が悪いと感じても(「閉所恐怖症について」を参照)、なんら問題はないのです。埋没者役をやらなくても、穴を掘ったり、雪洞を作る作業に参加すればいいのです。






閉所恐怖症について
Claustrophobia

*自覚症状:"空気がない" "壁・天井が迫ってくる" "はぐれてしまった"
*他覚所見:脈拍・呼吸数上昇、発汗、冷たい手

以下は倒壊家屋現場などにおける閉鎖空間での救助隊の閉所恐怖症について述べたものです。(参考までに記載します。)
雪崩捜索訓練では、人が“閉鎖空間”である雪洞に隠れ役(埋没者役)として入ります。閉所恐怖症はもともと自覚がある人と、全く自覚がない人がいます。今まで自覚がなかったにもかかわらず、隠れ役(埋没者役)が雪洞内で突然発症することがあります。
隠れている最中に気分が悪くなったり、動悸や息切れを感じたら、すぐに外部と連絡を取り、外に出してもらいましょう。訓練で手伝えることは他にもたくさんあります。閉所恐怖症をがまんして隠れ役をする必要はありません。


対処法


克服法






          





















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