雪崩救助犬JAPANとは?

 山岳地帯を抱えるヨーロッパの国々では、雪崩ビーコンの次に最も信頼度の高い捜索ツールとして雪崩救助犬をあげています。雪崩事故が発生すると、セルフレスキューが行われている間に雪崩救助犬を要請し、様々な手段を使って雪崩救助犬とハンドラーを現場に搬送・投入し、捜索にあたらせるのです。アメリカ・カナダでもヨーロッパに続き、雪崩救助犬が定着しています。
 一方日本では、世界有数の雪崩大国であるにもかかわらず、雪崩救助犬の存在すらほとんど知られていないのが現状です。また雪崩救助犬とハンドラーの数も非常に限られています。

日本における雪崩事故

 日本では、この100年間で5500件を超える事故があり、1000名を超える方々が亡くなられています。平均すれば、1年で55件の雪崩事故が発生し、10名の方が亡くなられていることになります。

発生件数 遭遇者 死亡者数 行方不明者数 負傷者数
2001年シーズン 44 55
2002年シーズン 16 16
2003年シーズン 20 96 12

(資料提供:日本雪崩ネットワーク)


雪崩救助犬JAPANとは・・・・・・・・

雪崩事故における遭難者の人命救助と早期発見のために、

以上の活動を行うネットワークです。

四種の神器めざして

 雪崩事故の捜索現場において、捜索活動がより効率よく、迅速に行えるようにすることはもちろんのこと、捜索救助活動が長引くことで生じる捜索者の危険と負担を縮小する為にも、雪崩救犬の捜索初期段階での投入が有効です。
 また、行方不明のまま時間と捜索期間が長引くことで、遭難者のご家族・ご友人の精神的・経済的負担は大きくなっていきます。それに少しでも早く終止符を打つ為にも、雪崩救助犬の捜索への早期参加が望ましいのです。
 以上の観点から、その実現に向けて関係諸機関、団体に働きかけていきます。

 いつの日か日本でも、ビーコン、プローブ、スコップ、そして雪崩救助犬が、捜索現場における四種の神器と呼ばれる日が来ること、そして欧米並みに雪崩救助犬が活躍する日が来ることを願って!





        





















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